モンブランへ

グリンデルワルトで迎えた 二度目の朝


未明、東の空に輝くのは、金星?
(そう言えば、8月14日に金星蝕がありますね!)


やがてアイガー山頂を朝日が染める 


ぐるり全空、雲ひとつ無し
フェニックス展望台からご来光を見ている人たちの歓声が聞こえるようです


朝食を済ませ、出発準備が整って、バスに乗り込もうと見上げた空に朝の光が!!
モンブラン(エギーユ・デュ・ミディ)に昇れますように・・・ 八(^^*) オネガイ!!
実は、2日前は強風のためロープウェイが動かなかったんです


バスの窓から見納める 山と村・・・さよなら〜〜〜また来るね〜〜〜


今日は首都ベルンを通り過ぎて
(これは道中見たただ一つのひまわり畑)


レマン湖畔の町モントルーを南下、国境を越えて、フランスのシャモニーへ向かいます


ガソリン価格・・・「両替」 の文字も!

国境は写しそびれた・・・涙

シャモニー(1035m)

ロープウェイのロープが見えます
その右の雪を被ってる峰がエギーユ・デュ・ミディです
1035mから一気に3842mへと上がります


お土産物屋さん・・・
SFrは紙幣のみ使えます(おつりはユーロ硬貨)が手数料を取られるのでユーロで買ったほうがお得みたいです


お昼はジャガイモのグラタン
外は天気が良いので、食べてるより、早く昇りたい〜〜気分で落ち着きません


ランチ中の持ち主達は、マッチョなイケメン揃い (〃ω〃) キュン♪


ロープウェイ駅に到着!  あの奥で乗り換えて、右のあの峰に登っていきます
45.6ユーロ(往復) 乗り継ぎがうまくいけば20分
時速45kmの速さで昇っていきます


今日は天気が良いので、大混雑
チケットは各自ゲートで機械を通しますが、異邦人の団体が並ぶと親切にも係り員が手際良く代行して下さいます
「めるしぃ〜」
「ヨイ タビヲ〜」


第一区間
シャモニー(1035m)〜プラン・ドゥ・レギュイ(2317m) を8分で昇ります
途中、3回くらい大きく揺れるので(鉄塔を過ぎる時) 隣の人と仲良くなれま〜す♪


第二区間
プラン・ドゥ・レギュイ(2317m)〜ピトンノール(3802m)
世界で最も高く、1500mの段差のある場所にケーブルを支える鉄塔が一本もない!!
直径14mm長さ1850mのケーブルを30人の男達が2日かけて山頂へと担ぎ上げたそうです


最後は垂直に昇る感じ(裸のエレベーターみたいよ)
キリストの右手がゆっくりと上がって行き “召される” 感覚・・・?
怖いというより敬虔な落ち着いた心になりました

到着後、大きく揺れる車内?から タイミングを計って飛び降りる
ここは既に、富士より高いんだよねぇ〜

トンネルを抜けてピトンセントラルへ架かる17mの歩道橋を渡る
(パンフレットより)
ここにゲートがあって人数制限がかかるんですが、グループしんがりの私の前で・・・
夫と私の仲を引き裂くように遮断されで・・・夫は大笑い、私は大あわて
ちょっと距離がありすぎたかな^^;


更に岩盤をくりぬいたエレベータ(3ユーロ)に乗り

エギーユ・デュ・ミディ頂上テラス(3842m)です


モンブラン〜♪
ヨーロッパ最高峰(4810m)


近くに見えますが、地図での水平距離は9km弱(手持ちの地図があてにならないが・・・)
頂上テラスとの高度さは約1000m  

イメージするなら・・・
雛の料亭から1.8倍の高さに伸ばした彌山を仰ぐ感じです


他の写真、山頂をアップすると2人、登頂されていました♪


右がモンブラン
中央にイタリアへと続くテレキャビンが渡されていますが2012年は運休
左の少女の白い毛糸の帽子辺りを拡大すると



更にマッターホルンを拡大〜
実は、そう聞いて写したのですが他の案内板では違う山の名が・・・?
(マップがあてにならない・・・山の標高もまちまち)


足元のジュアン氷河には大小の池が点在
5ユーロで買った小冊子によると
この氷河は時速1cm、1年に90m流れている


一方にはボソン氷河   とシャモニーの街
ボソン氷河は長さ7.8km
3600mの標高差を流れ下り、ヨーロッパ最大
その先端は森の中、標高1300mの居住地近くまで達していて一番高度が低い
速度は急勾配のため年に200〜250m前進している


昇りロープウェイから見たあの尾根です
絶えず人の姿があります


今まさに頂を制したロッククライマーが小さく写っていました
距離感を失っていましたが、人の姿が目の前に広がる世界の雄大さを教えてくれます


テラス・シャモニー(ピトンノールの屋上)


去りがたくもエレベーターで降りて、歩道橋を渡りピトンノールに戻る
下りはあの岩盤に巻き付いているガラス張り回廊をいったん上り 建物内の売店横の階段を下ります
ここで初めて、空気が薄いことを実感しました
再び開いた夫との距離を縮めようと軽く走っただけで、ふわぁ〜っとめまいが!!
この廊下には体調を崩して座り込んでいる方が幾人か見えました


その回廊から見上げた頂上テラス


あっちこっちに展望テラスが・・・
(実は全部の場所からキョロキョロしたい)


モンブランとテラスモンブラン(岩のところ)
あのテラスへの順路の矢印を見つけて体重移動をした瞬間(まだ一歩も動いていない)ガイドさんが「あそこへは行きませんよ」と・・・
出会ってたった数日なのに、私のことお見通しだ!
プロってすばらしいと感じた瞬間です〜♪


2分8秒辺りで昇りのロープウェイとすれ違います


気圧差で、こんなに潰れたよ
私だって…きっと…


展望台でゆっくりしすぎて、帰りは売店に寄れないほど大忙しになりました
バスでジュネーブ
道も混んでいます


ジュネーブ市内からアルプスに手を振る〜


発車時間ギリギリ駅に到着!
TGVに乗ります

ポーターに任せる時間が無いので、各自トランクを転がしつつホーム先頭の荷物車両に走る〜
間に合ったよ!
あそこの一団がわがメンバー20名です
急いで客車に戻ります (って、私はのんびり何してるんだ??)

無事出発!!
恐ろしい事に、発車ベルも案内も無く、時間がくれば静かにおもむろに発車します
もちろん、「足元の段差に〜」も、「閉まるドアに〜」もありません
大人です!

行先は花の都・・・パリ