レーピン

姫路市立美術館にレーピンを見に出掛けて来ました
2月の平日なので、とても静か(すぎる位・・・)背後に修復中の姫路城が見えます


姫路のポスター・チラシは『皇女 ソフィア』・・・すごいインパクト!
『怖い絵』・・・の表紙を飾っていますものね


ちなみに渋谷では『休息 ―妻ヴェーラ・レーピナの肖像』が使われていました

はじめは目を開いたヴェーラが描かれていたそうです
ポーズをとるうちに寝てしまった妻を愛おしむ眼差しが感じられますね
ヴェーラの全身からも夫といる時間が安息に満ちている事が伝わってきます
胸が静かに、息衝いてますよね

まずは、私の話よりもこちらをお勧めします
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3003
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2953



1887年に描かれた自画像
この絵は旅の途中、フィレンツェで描かれたもの


2009年の秋に『忘れえぬロシア』展で出逢ったユーリ少年に再会!

他に『あぜ道にて―あぜ道を歩く ヴェーラ・レーピナと子どもたち』
『ピアニスト ・ゾフィー・メンターの肖像』
『コンスタンチン・コンスタンチーノヴィチ大公 の肖像』
の4点が今回も来ていました


病床のムソルグスキー の肖像・・・
4日で描き上げた 10日後に亡くなり この絵を売ったお金で葬儀を行った・・・とか
寄って 色や筆の流れをじっと見る  
少し離れてそれらの調和を・・・
どの肖像画も魂と対峙しているような錯覚が湧きます


『巡礼者 たち』


『夕べの 宴』 光源は天井に渡したロープに結ばれた 蝋燭二本
その闇に包まれた明かりの中で活き活きと輝く人たち


会場は入り口と出口が同じドア
奥まで進むと 見て来た会場を出口(入口)へと引き返します
夫と別々に見て回り、見終わって再び見ながら一緒に戻りました

「すごいね!」が並ぶ中
ふたりで 「いいね!」 と立ち止まった絵が
『鉄道監視員、 ホチコヴォ』
画面に光が溢れていました〜♪  

こんな なんでもない風景を
描くように心を動かしたのはここに溢れている光なんでしょうね〜


館内の喫茶、コーヒーに+50円で温かワッフルが付きます


曳く人も 曳かれる人も 水のあわの
憂世なりけり 淀の川舟

大綱和尚遺詠