管絃祭

管絃祭を訪ねるのは4回目です

今年は、欲張りスケジュール
皆さん私に付いてこれるかな?   ( =@ω@=)ニャハハ


流れ・・・

(1)平安絵巻、管絃祭を船に乗って見る  17:40〜19:00
宮島桟橋出航 → 大鳥居沖合(御座船の出御) → 御座船のお供をして廿日市市阿品沖合まで → 宮島の聖崎 → 長浜神社沖 → 大鳥居前→宮島桟橋帰港・・・下船

(2)長浜神社で御座船をお迎えする  21:00〜
お見送り後、宮島桟橋まで提灯行列に参加・・・(皆さんはそのまま提灯を手に厳島神社へ)

(3)大元神社で御座船をお迎えする  21:40〜自転車で移動

(4)厳島神社で御座船をお迎えする  22:00〜自転車で移動

それぞれの神社前では式典が行われ、管絃の奉奏の後、三回まわしが有ります
それを提灯を手にお迎えします

このプランを考えたのは、在島の友・・・アドバイスを受けたからには実行あるのみですよね

*管絃(三管・三絃・三鼓)



16時集合に合わせて 宮島に渡る
JR宮島連絡船からの眺めです
左側に見えるのが阿賀の漕船(二艘)
御座船も準備万端!  
厳島神社本殿では発輦祭(はつれんさい)が始まる頃です

二位の浜沖には、江波の伝馬船・・・手前の木造船です
阿賀、江波の曳き船と共に1998年に新造されました

清盛が都から管絃の遊びを移して 厳島姫神様を御慰め奉るために始めた管絃祭

御座船は現在、和船を三雙並べて一艘に組みますが、昔は、大きな船一艘を使い 櫓が六挺有りました
1701年 御座船が嵐に会い、転覆寸前・・・
という危機を救ったのが、阿賀の鯛網船と江波の伝馬船でした

この遭難事故以来、その勇気ある行動を讃えて阿賀と江波の両村が曳航を奉仕することとなりました


御座船を組み立てるのも、阿賀の漁協の役割です
阿賀の皆様の奉仕は、毎年4日間・・・それを310年・・・素晴らしいですね


「発輦祭」が終わると「御本殿出御」、御鳳輦(ごほうれん)を管絃船(御座船)に移します
祭りの中で姫神様に触れる事が出来るのは阿賀漁協のみで 漕ぎ船に女性が乗る事は出来ません
漕ぎ手の方々は、女性と話もしてはならない・・・そうです


「大鳥居前の儀」・・・式典・管絃の奉奏・三回まわし 18:05
大鳥居前で 江波の伝馬船に曳かれて三回まわしが始まりました(三雙並べて一艘に組まれているのが良く分かります)



江波の伝馬船は十四丁の櫂を備えています


こちらが、阿賀の鯛網船(黄色の帯)で六丁の櫓を用いています


いざ! 地御前神社へ

管絃の雅な音色が潮風に乗り渡ってきます
阿賀の鯛網船の舳先で調子をとる子供たちの可愛い声も聞こえてきます
伝馬船を曳く江波の漕ぎ手は 赤白の市松模様の法被を脱がれましたね
水色の帯が涼しげです


御座船全景・・・御鳳輦(ごほうれん)が見えますね!


これです


私が乗っているのは、いつも宮島へ渡るフェリーで、管絃祭の日は貸し切りで追いかけるツアーが有ります
(大人 2,000円、小人 1,000円  ガイド、管絃祭解説書、もみじまんじゅう付)

船長さんが気を利かせて、左右どちらの席からも見えるように 管絃船の右に、左に回り込んで下さるんですが・・・
その度に、みんなで大移動〜
そして船が傾く・・・( ´艸`)ムププ


地御前の火建岩沖に到着 19:00



御座船はここで一時停船し 提灯に明かりが灯る頃、地御前神社からの御迎船を水先に地御前神社前の浜辺で祭典と管絃が奉奏されます

私達の船は予定を終了して、宮島へと戻ります




長浜神社で提灯を手に・・・ 21:40

20時15分から長浜神社宮島桟橋から徒歩3分)で提灯が配られます(無料)
地御前から御座船で戻られた姫神様を赤く灯した提灯を左右に揺らしながらお迎えするためです
場所取りと、提灯確保のため少し早めに神社に向かいました


長浜神社にも、海に小さな鳥居が有ります


地元の中学生が中心になって、提灯を配ってくれます


黒紋付で踊る、宮島踊りも披露されました


予定時間を20分余り過ぎて御座船が到着
前回は船に乗って、沖からこの神事を見学したのですが、次は是非陸から・・・
と言う願いがかない、静かな雅楽の奉奏、迫力ある三回転を目の前で見れて感動です
(写真は来年撮ります^^;   ピンボケの山でした〜)
ここで、阿賀の漕ぎ船は別れて一足先に大鳥居をくぐって厳島神社に戻り、客神社横の枡形で三回転をします
2009年の阿賀船が大鳥居を潜る様子


大元神社へ 22:40
海を行く江波の伝馬船と 陸を走る自転車の競争です^^;
友人に借りたママチャリは・・・(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪
ちょっと大変でしたが、大いに笑えました

大元神社は厳島合戦で陶軍二万人が毛利軍を破るために最初に上陸した大元浦に有ります
そして、敗れた陶軍の血が流れ続けたと言われる場所でもあります

漆黒の公園に踏み入ると、笑う心はピタリと治まり神妙な思いに包まれました

大元浦に着けられた御座船・・・
弥山の原生林を背に 夜の闇はいよいよ深く、
舳先の左右に焚かれた かがり火はパチッと弾けては夜の海に吸い込まれていきます

よく見ると、専属の係りの方がいて、潮を汲んでは御座船に掛け 火が移らない様にし、
また薪をくべて火を絶やさない様に 調整されています



管絃の奉奏が終わり、さあ、三回転です!


再びママチャリに乗って厳島神社を目指します
急ぐあまり 道に迷ったり・・・
とにかく急げ!
本日の目的は、これからなんだ!


厳島神社で、御座船をお迎えする 23:10

300円の昇殿料を払って神社へ
この日のチケットは、特別仕様〜

神社は既に大変な人出
高舞台に着く頃、沖から御座船の到着を知らせる調べが聞こえてきました


江波の伝馬船が勢いよく入っていきます
この後、小さな枡形で三回転!
神社は国宝、ぶつけちゃ大変
回廊から威勢のいい掛け声が次々にあがります・・・(≧∇≦)ъ カッコイイ〜!


御座船は
大鳥居を潜り 火焼前に進み、管絃の奉奏
続いて客神社前に移り、式典・奉奏

その後、枡形に移って、最後の三回転を竿を使って行います
姫神様の回転は、少し神妙に・・・見守る感じですね
誰もが、厳かな空気を感じ取っているように思えました


時刻は23:40   これから御本殿還御・・・
40分近く予定が遅れたため、本土に戻るフェリー最終の臨時便24時発に乗るしかない私は、「御本殿還御」を見守る事を諦めて自転車に乗って桟橋へと急ぎました


ん〜〜〜〜、今、神社で頂いた昇殿のチケットの裏を見てるんですが
他のパンフレットと微妙に時間設定が違います
厳島神社のチケットには、
24時御本社帰着・・・とあります
これが正しい様ですね・・・では、最終の船を0時30分発にして欲しいですね〜
泊まれって?   泊まりたいですね〜

(今年は、2万人の来島でした)

無事帰宅
だけど、今夜は眠れない・・・なでしこJapanの決勝戦が、3時半から始まります